S11HT(Kaiser)をWin7からHardSPL化する

*ここに書いてあることを実行して、S11HTが文鎮になっても知りません、自己責任です。


Windows Mobile機で出来ることとしてとても面白いものにROM焼きというものがある。(Androidでも出来るらしいですけど詳しいことは知らない)
もちろんROM焼きをすれば基本的に保証は無くなるし、docomoe-mobile等のキャリアから爪弾きにされる可能性も(無理でしょうけど)無きにしもあらずですが。
それをする上で立ちはだかる関門がHardSPL化と呼ばれるもので、通常はブートローダの部分で正規の動作かどうかを判別していて、改造されたROMを書き込むことは出来ない。
そこをバイパスする様に書き換えるのが、HardSPL化と呼ばれるものです。
これをするには書き換えできるモードにするプログラムをS11HTに書き込んで実行する必要がある。
しかし、メジャーな方法(Jump SPLを利用)はActive Sync(XPまで)が必要で、Vista以降搭載されているWindows Mobileバイスセンター(以下WMDC)では上手く動かなかった。
SSPL-Kaiser.exeを利用した方法が成功したので、紹介したい。


・必要なもの
SSPL-Kaiser.exe (http://rs103.rapidshare.com/files/92101137/SSPL-KAIS.exe )
好みのHardSPL (xda-developersなどのフォーラムでカスタムROMを探すと、おすすめのHardSPLが書いてあることが多い)
WMDC 基本的にデフォルトでWindowsにインストールされている


・手順
 1.S11HTの電源を切り(電源ボタン長押し)、SIMカードmicroSDを外す
 2.カメラボタンを押しながら電源ボタンを押す、ブートローダモードに入り、現在のSPLのバージョンが表示されるので確認しておく
 3.スタイラスでリセットボタンを押して再起動する、SIMカードが入っていないため緊急通話しか出来ないが気にしない
 4.USBケーブルでPCと接続し、WMDCでストレージとして開き、SSPL-Kaiser.exeを放り込む(USBケーブルは繋げたままにしておく)
 5.WMDCを終了する(念のため、タスクマネージャでプロセス名wmdc.exeが動いているか確認し、動いていたらプロセスを強制終了する)
 6.SSPL-Kaiser.exeをS11HTから実行する(SIM未挿入でも、スタートメニューやらプログラムは起動できる)
 7.少し待つと、するとなにやらJumpSPLがナントカとか書いてある変な画面が出てくるので、画面の中程に"USB"と出てるのを確認する
 8.PC側で、HardSPLのツールを起動して、指示に従って進めていく、書き込みが成功すると勝手にS11HTがリブートする
 9.S11HT電源を切り(電源ボタン長押し)、2と同じ手順でHardSPL化されていることを確認する


以上